2013年6月28日金曜日

北海道の木の椅子100人100脚展


この度7/6より札幌芸術の森工芸館にて開催の【北海道の木の椅子100人100脚展】に参加させていただくことになりましたので、お知らせいたします。北海道の木工家、家具デザイナーなどが100組参加しており、実際に座ってみることができ、もちろん買うこともできます!

■開催期間:2013年7月6日(土)~8月18日(日)
■会館時間/午前9時45分~午後5時30分
■会場 札幌芸術の森・工芸館展示ホール
■入場料 無料

公式詳細サイトはこちらです。
     ↓
http://www.artpark.or.jp/programs/craft/next.html




わたくしの作品はいままで発表したものを少々改良したといいますか、いじくってみたもので楽しんでいただけるかと思ってます。作品の一部の写真です。


展示がはじまって少したったら全体をアップしたいと思ってます。

観にいける方はよろしくお願いします!


2013年6月1日土曜日

栗の木


昨年の末、雪が降るか降らないかという時期に、「自宅の庭の栗の木を切ったので何かつくれますか?」という連絡をいただき、やっと今年5月アタマに引き取ってきました。
早いとこ挽かなければ、割れてくる!皮を剥かなくては、腐ってくる!、とか思いつつ、いろいろとあって最近挽きました。
業者に頼むほど大きいものではない(直径20cm位)なと思い、チェーンソーで挽いてみました。

まず半分に挽きました。この時芯をはずしたりするのですが、径が細いうえに曲がっているので、そこはあきらめて、挽いてみました。昨年切ったものとはいえ、まだ生で、なかは凄い水分です。


かなり無理矢理に4枚に挽いてみました。普通なら使えるのは中2枚かと思えますが、私は端も使いたいなとおもってます。

切り口。濃い色になっているところは、急な乾燥による割れを防ぐために木工用ボンドをぬっています。

皮を剥いてみました。とても生々しく、野菜(大根くらいかな)の皮を剥いていたあとくらいしめっていました。皮の一番外側はとても硬く、そのままでは皮を剥きにくいので、硬い外側をグラインダーである程度落としたあとだと手で楽に剥けました。そしてその剥いたあともとてもきれいに自然の形になりました。乾燥したらまた雰囲気が変わると思います。

と、木は、割れ、腐れ、などと闘いながら乾燥させてから製品加工に入ります。
普段わたしは製材されたもの、(丸太を板に挽いて、人工乾燥、自然乾燥を経て出荷されるもの)を使ってるので、あまり丸太から作ることはやってないのですが、挽き方、皮の剥きかたなど、自分の考えでいろいろと処理できるのはいいな、と思いました。

ちなみにこのあと、もう少し小ぶりの丸太を挽きました。

この栗の木はスツールか、サイドテーブルかにしようかと考えてます。