2013年6月1日土曜日

栗の木


昨年の末、雪が降るか降らないかという時期に、「自宅の庭の栗の木を切ったので何かつくれますか?」という連絡をいただき、やっと今年5月アタマに引き取ってきました。
早いとこ挽かなければ、割れてくる!皮を剥かなくては、腐ってくる!、とか思いつつ、いろいろとあって最近挽きました。
業者に頼むほど大きいものではない(直径20cm位)なと思い、チェーンソーで挽いてみました。

まず半分に挽きました。この時芯をはずしたりするのですが、径が細いうえに曲がっているので、そこはあきらめて、挽いてみました。昨年切ったものとはいえ、まだ生で、なかは凄い水分です。


かなり無理矢理に4枚に挽いてみました。普通なら使えるのは中2枚かと思えますが、私は端も使いたいなとおもってます。

切り口。濃い色になっているところは、急な乾燥による割れを防ぐために木工用ボンドをぬっています。

皮を剥いてみました。とても生々しく、野菜(大根くらいかな)の皮を剥いていたあとくらいしめっていました。皮の一番外側はとても硬く、そのままでは皮を剥きにくいので、硬い外側をグラインダーである程度落としたあとだと手で楽に剥けました。そしてその剥いたあともとてもきれいに自然の形になりました。乾燥したらまた雰囲気が変わると思います。

と、木は、割れ、腐れ、などと闘いながら乾燥させてから製品加工に入ります。
普段わたしは製材されたもの、(丸太を板に挽いて、人工乾燥、自然乾燥を経て出荷されるもの)を使ってるので、あまり丸太から作ることはやってないのですが、挽き方、皮の剥きかたなど、自分の考えでいろいろと処理できるのはいいな、と思いました。

ちなみにこのあと、もう少し小ぶりの丸太を挽きました。

この栗の木はスツールか、サイドテーブルかにしようかと考えてます。

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